カブは二人乗りできる?50cc・110ccで違う条件を整理

カブは、車種と免許条件を満たしていれば二人乗りできます。

ただし、すべてのカブで二人乗りできるわけではありません。
大きく分けると、50ccのスーパーカブは二人乗り不可110ccのスーパーカブは条件を満たせば二人乗り可能です。

ここで間違えやすいのは、「カブなら二人乗りできる」「110ccなら必ず二人乗りできる」と考えてしまうことです。

実際には、見るべきポイントは次の3つです。

・車両の乗車定員
・排気量と車両区分
・運転者の免許と取得年数

この3つがそろっていないと、二人乗りはできません。

50ccと110ccの違い自体がまだ整理できていない場合は、先に「スーパーカブ50ccと110ccの違い|初心者が後悔しないための判断基準」で、排気量ごとの使い方を確認しておくと判断しやすくなります。

50ccのスーパーカブは二人乗りできない

50ccのスーパーカブは、基本的に二人乗りできません。

理由は、50ccのスーパーカブが原付一種であり、乗車定員も1名だからです。

つまり、後ろに少しだけ乗せる、近所まで短距離だけ乗せる、子どもを乗せる、といった使い方もできません。

後ろに荷台があるため、人が乗れそうに見えるかもしれませんが、荷台は人を乗せる場所ではありません。50ccカブは、運転者1人で使う前提のバイクです。

普通自動車免許で50ccのカブに乗れる場合でも、二人乗りができるわけではありません。
普通免許で乗れる範囲と、二人乗りできる条件は別です。

110ccのスーパーカブは条件を満たせば二人乗りできる

スーパーカブ110は、条件を満たせば二人乗りできます。

ただし、スーパーカブ110に乗っていれば誰でもすぐ二人乗りできるわけではありません。

二人乗りには、少なくとも次の条件が必要です。

・二人乗り可能な車両であること
・原付二種以上を運転できる免許があること
・二輪免許を取得してから1年以上経っていること
・後席用のシート、ステップなどが使える状態であること

スーパーカブ110は、50ccより実用性が高く、通勤・買い物・日常移動に使いやすいモデルです。
日常利用の向き不向きまで含めて考えるなら、「スーパーカブの用途まとめ|通勤・配達・日常・ツーリングで役割を整理」もあわせて読むと、二人乗りだけでなく生活道具としての使い方を整理できます。

その一方で、二人乗りをするなら、加速、ブレーキ、車間距離、坂道での余裕は一人乗りとは違います。

「乗れるか」だけでなく、「安全に扱えるか」も考える必要があります。

「110ccなら何でも二人乗りOK」ではない

ここはかなり重要です。

110ccクラスでも、車両の仕様によっては二人乗りできない場合があります。

判断するときに見るべきなのは、単純な排気量だけではありません。

・乗車定員が2名か
・後席用シートがあるか
・タンデムステップがあるか
・原付二種として運転できる免許があるか

このあたりを確認する必要があります。

つまり、

「110ccだから二人乗りできる」
ではなく、
「その車両が二人乗りできる仕様か」
で判断します。

スーパーカブには50cc、110cc、型式違い、年式違いがあります。型式や排気量の見方で迷う場合は、「カブ 型式とは何か|JA44・JA59・50・110の見方」へつなげると、読者の理解が止まりにくくなります。

普通免許だけではカブの二人乗りはできない

普通自動車免許だけで乗れるのは、基本的に原付一種の範囲です。

そのため、普通免許だけで50ccのスーパーカブに乗ることはできても、二人乗りはできません。

スーパーカブ110で二人乗りしたい場合は、小型限定普通二輪免許など、原付二種を運転できる二輪免許が必要です。

ここを混同すると危険です。

「普通免許でカブに乗れる」
という話と、
「カブで二人乗りできる」
という話は別です。

50ccカブに乗るだけなら普通免許で足りる場合があります。
しかし、110ccカブで二人乗りをするなら、普通免許だけでは足りません。

二人乗りできるかの判断基準

カブで二人乗りできるか迷ったら、次の順番で確認するとわかりやすいです。

まず、排気量を確認します。

50ccなら二人乗り不可。
110cc以上でも、すぐにOKとは判断せず、次に乗車定員を確認します。

次に、車両の乗車定員を見ます。

車検証や標識交付証明書、取扱説明書、メーカー主要諸元などで、乗車定員が2名になっているか確認します。
乗車定員が1名なら、後ろに人は乗せられません。

最後に、免許条件を確認します。

原付二種以上を運転できる免許があり、二輪免許取得から1年以上経っているか。
ここまで満たして、ようやく二人乗りを検討できます。

二人乗りするなら注意したいこと

カブは実用性の高いバイクですが、二人乗りをすると一人乗りとは動きが変わります。

発進は重くなります。
ブレーキの効き方も変わります。
坂道では余裕が減ります。
低速でふらつきやすくなることもあります。

特に初心者の場合、いきなり交通量の多い道で二人乗りをするのは避けた方が安全です。

まずは一人でカブの発進、停止、右左折、低速走行に慣れる。
そのうえで、短い距離から二人乗りの感覚を確認する方が現実的です。

発進や低速操作にまだ不安がある場合は、「スーパーカブに慣れない原因|発進・低速・シフト操作で初心者がつまずく理由」を読ませると、二人乗り前の不安解消につながります。

また、二人乗りではスピードの出方や余裕も変わります。
一人乗りでの実用速度を知りたい場合は、「スーパーカブは何キロ出る?実用速度の目安」へつなげると、速度面の不安を整理できます。

荷物を多く積んでいる状態での二人乗りも注意が必要です。
リアボックス、大きな荷物、後席の人が重なると、後ろ荷重になりやすくなります。

カブは便利ですが、万能ではありません。
二人乗りは「できるか」だけでなく、「無理なく止まれるか」「ふらつかず曲がれるか」まで含めて考えるべきです。

まとめ

カブは二人乗りできる場合と、できない場合があります。

50ccのスーパーカブは二人乗りできません。
スーパーカブ110は、乗車定員2名の車両で、原付二種を運転できる免許があり、二輪免許取得から1年以上経っていれば、一般道で二人乗りできます。

ただし、110ccでも乗車定員1名の車両は二人乗りできません。

判断するときは、排気量だけでなく、必ず「乗車定員」「免許」「取得年数」を確認してください。

カブで二人乗りしたいなら、まずは50ccではなく、二人乗りに対応した110ccクラスを選ぶこと。
そのうえで、免許条件と車両条件を満たしてから乗るのが安全です。

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